病院・薬局薬剤師・薬学部臨床系教員のための
臨床研究セミナー2014

 日本病院薬剤師会主催の「薬剤師のための臨床研究セミナー」は2010年度より開催しており、今年で5年を迎えます。このような中「疫学研究に関する倫理指針」と「臨床研究に関する倫理指針」が統合されることになり、新たに「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の制定に向け、先般、パブリックコメントが発出され、間もなく新指針が施行されることになっています。そこで、薬剤師の臨床研究の実態を踏まえ、本研修会において、どこよりも早く新指針のポイントを解説します。
 他方、病棟・外来・在宅における薬剤師業務の拡充に伴い、薬物療法の有効性、安全性の向上が図られています。今以上にその向上に寄与するためには、臨床研究を通して、その成果を社会に発信する必要があり、それには臨床研究の方法論やデータマネジメントなど必要な知識を幅広く習得する必要があります。そこで、一昨年度以降、参加者より高い評価を得ている研究計画の立案のプロセス、臨床研究デザインと統計等の講義に加え、薬剤師の視点による臨床研究の企画・立案・実施・公表のポイントについて実例を交え解説します。また、薬学部臨床系教員や薬局薬剤師等、様々な場面で活躍する薬剤師と共同で臨床研究を実施するためのコツやノウハウ、さらに介入を伴わない臨床研究の代表例の一つである製造販売後調査に対する薬剤師のアプローチの一例をご紹介します。
 これまで臨床研究の企画・立案・実施・公表は、殆ど医師だけに任せ、薬剤師は主として支援するだけの立場でした。今後は、安全かつ効果的な薬物療法を推進すべく、薬剤師も臨床研究のスキルを身に付ける必要があります。病院薬剤師、薬学部臨床系教員、薬局薬剤師の皆様の多数のご参加を心よりお待ちしております。

臨床研究推進委員会
委員長 早狩 誠 

本セミナーの申し込みは、Webでの申し込みとさせていただきますので、下記の手順に従ってお申し込みください。

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